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Project Dalek 変遷

Posted on 2015/05/06

これまでの変遷


Prototype1|開発風景
レゴでボディーを作成し映像/音声/駆動系プログラムおよびサーバの基本構築を始める。


Prototype2|Make Tokyo 2012 デモ風景
頭部にタブレット装着し操縦者の顔を投影。ボディーをMDF板のレーザ加工とし全高1300mmにすることで、よりヒトとのコミュニケーションに適したロボットを開発。また通信機構もWifi回線のみならずiPhone4G回線でも操作が可能。


Prototype3|Ceatec 2014 デモ風景
頭部タブレットを廃止しステレオカメラを装着。首は上下左右の2軸制御とした。これはタブレットによるコミュニケーションではテレビ電話以上の体験は得られず、本プロジェクトの方向ではないと判断したため。操縦者にはヘッドマウントディスプレイ(Oculus Rift)を装着し、操縦者の意識をより遠隔地に没入させることで、体感性能を大幅に向上させる。また操縦者の頭部運動をリアルタイムに連動させるロボット頭部は、遠隔地周囲にいる見学者に有機的生命的な動きを表現することとなる。ロボットとヒトとの新しい親和性を感じることが出来ると同時にジェスチャーの効果を再確認する。


Prototype4|Gugen 2014 デモ風景
腕部を装着する。これにて音声通信の会話に加え、頭部の首振り、腕部のジェスチャーが出来るようになった。この表現力は大変なもので操縦者と遠隔地の新たな関係構築が期待できる。


Prototype5|構想(8月Make Tokyo 2015 )
高解像度な映像通信、更にスムーズな駆動処理といった基本性能を向上させる一方で、ボディーの再設計=巨大化を再考している。DALEKは現在、1mの高さで重量も5kg程度。自立機構にさほどリソースを投入していない。何故なら接触してもヒトに怪我させるほどの体躯ではなく、転倒しても容易に起こすことが可能だからだ。巨大化は接触事故や転倒時の機構が必要であり、駆動電力の強化と安全性にも考慮したバランス感覚が求められるが、パワーが上がることによる活動領域の広がりにはとても魅力を感じている。

最終更新:2015/05/29
初回公開:2013/04/17
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